負債回転期間|経営状況分析Y-x2

経営状況分析の指標の1つである負債回転期間は、負債総額が1か月あたりの売上高(平均月商)の何か月分に相当するかを示す数値です。

経営状況分析評点Yの中のx2という項目です。

 

ー計算式ー

負債回転期間=(流動負債+固定負債)÷(売上高÷12)

 

・流動負債・固定負債・売上高ともに建設業許可を受けた自治体へ事業年度終了後4カ月以内に提出する決算等届出書の財務諸表に記載した数値を使用します。

・流動負債と固定負債は貸借対照表の数値を使用します。審査対象年度の数値を使用します。

・売上高(平均月商)は、完成工事高と兼業事業売上高を足した合計額を12で割ります。完成工事高と兼業事業売上高は審査対象年度の数値を使用します。損益計算書の数値を使用します。

 

ー数値の特徴ー

負債回転期間は数値が低いほうが高評価となります。数値が高いということは、平均月商に対して負債が多く経営を圧迫していることを示しています。

経営状況分析評点Yに占めるウェイト(寄与度)は、11.4%です。経営状況分析評点の指標の中で4番目に高いウェイトとなります。

ウェイトが1番高い純支払利息比率、2番目に高い総資本売上総利益率、3番目に高い自己資本比率、そして今回紹介した負債回転期間のウェイトを合計すると、経営状況分析評点Yの約77%のウェイトを占めています。

純支払利息比率|経営状況分析Y-x1

総資本売上総利益率|経営状況分析Y-x3

自己資本比率|経営状況分析Y-x6

 

 

ー決算等届出書の作成提出・経営状況分析申請を代理します。ー

弊所では分析機関への経営状況分析申請の他、経営状況分析に必要となる建設業財務諸表や決算等届出書の作成と自治体への提出を代理します。

手続きの代理が必要でしたらお問い合わせください。