総資本売上総利益率|経営状況分析Y-x3

経営状況分析の指標の1つである総資本売上総利益率とは、調達した財産(負債と純資産の合計)からどれだけの利益を生み出しているかを示す指標です。

経営状況分析評点Yの中のx3という項目です。

 

ー計算式ー

総資本売上総利益率=売上総利益÷総資本×100

 

・売上総利益・総資本ともに建設業許可を受けた自治体へ事業年度終了後4カ月以内に提出する決算等届出書の財務諸表に記載した数値を使用します。

・売上総利益は、損益計算書の売上総利益の数値を使用します。売上総利益は審査対象年度の数値を使用します。

・総資本は、貸借対照表の負債と純資産の合計の数値を使用します。総資本は2期平均の数値を使用します。

・総資本は、2期平均で3000万円に満たない場合は3000万円とみなします。

 

ー数値の特徴ー

総資本売上総利益率は数値が高いと高評価となります。

調達した財産(負債と純資産の合計)が少なくて、売上総利益が高いと効率よく経営を行っている企業であると判断されます。

経営状況分析評点Yに占めるウェイト(寄与度)は、21.4%です。これはx1の純支払利息比率に次いで高いウェイトです。

純支払利息比率|経営状況分析Y-x1

 

 

ー決算等届出書の作成提出・経営状況分析申請を代理します。ー

弊所では分析機関への経営状況分析申請の他、経営状況分析に必要となる建設業財務諸表や決算等届出書の作成と自治体への提出を代理します。

手続きの代理が必要でしたらお問い合わせください。